仮想通貨の中では特にビットコイン(BTC)が主流で、投資目的のほかオンラインカジノの入出金でも広く利用されています。
ただ、ビットコインなどの仮想通貨をオンラインカジノで増やして引き出した後、どのように日本円で現金化するかも知っておきたいですよね。
また、現金化・換金に関して税金など注意するべきこともあります。円など法定通貨に換える時に発生する税金のルールを知っておかないと、意図しない脱税などのリスクが発生します。
- ビットコインを現金化する方法
- オンラインカジノで得たビットコインに関する税金
- オンラインカジノ関連で利用できるビットコインの購入・換金方法
ビットコインの現金化方法とあわせて、あまり知られていないビットコインの購入・換金手段もありますので、ぜひチェックしてみてください!
ビットコインを現金化する主な方法|ビットコイン購入・取引所を利用
ビットコインでの現金化では、国内の仮想通貨取引所であれば手軽に換金できます。仮想通貨取引所は、販売所形式と取引所形式の2種類があり、それぞれの違いもチェックしておくといいですね。
販売所形式と取引所形式の違いって?
販売所形式と取引所形式の違いについては以下の通りです。
- 販売所形式:販売所が保有している仮想通貨・ビットコインを直接購入する
- 取引所形式:仮想通貨・ビットコインの購入希望者(または売却希望者)と取引をする
仮想通貨を購入する相手が販売所か個人かによって変わりますね。ただ、それぞれにはメリットとデメリットがあり、
- 販売所形式は換金価格が相場よりも安くなるものの、いつでも売買できるため初心者でも確実に換金できる
- 取引所形式は相場価格で換金できるが、難しく時間がかかるデメリットがある
といった感じで、短期売買を繰り返す運用だと取引所形式の方がおすすめですね。ただ、相場価格よりも安くなってもシンプルに購入したいという方は、販売所取引の方がいいでしょう。
仮想通貨取引所によっては販売所形式・取引所形式の両方で対応!
仮想通貨取引所によっては、販売所形式または取引所形式のみというサイトもありますが、GMOコインやbitFlyer(ビットフライヤー)など両方対応しているところがあります。
各取引所によって手数料が違うので比較してみるといいでしょう。ちなみに、私は入出金でGMOコインの口座を利用したことがありますが、日本円での出金手数料が無料ですのでおすすめです!
仮想通貨取引所での現金化手順
オンラインカジノなど別のサイトからの預け入れ、及び現金化の手順については以下の通りです。
基本的にはオンラインカジノなど外部サイトのアカウントから、個人ウォレットへ送金・保管してからの流れとなります。
- 個人ウォレットより、ビットコインなどの仮想通貨(暗号資産)を仮想通貨取引所のウォレットに預入
- ビットコインを売却して法定通貨(円)に換える
- 日本円で出金申請して銀行口座へ振り込み・現金化
例として、GMOコインの管理画面とあわせて現金化手順をご紹介します。個人ウォレットになる仮想通貨を、取引所のウォレットへ預入します。ビットコインの預入では、ビットコインアドレスで指定します。
※上キャプチャでは隠していますが、ビットコインアドレスを間違えると届かないためご注意くださいませ。
▷外部サイト:GMOコインの公式サイト
ビットコインがウォレットに反映されたら、日本円に換金する必要があります。現物取引からビットコインを売却して、円に換えます。
日本円での入出金画面より、国内銀行口座を指定することで出金・現金化されます。取引所によって手数料や時間は変わりますが、GMOコインの場合には出金手数料がかからず振込までの反映が1~2営業日ほどで早いので使いやすいですね!
ビットコインの現金化で要注意!|税金がかかるケースを確認
ビットコインの現金化・換金について、税金で気を付けるポイントがあります。仮想通貨・暗号資産に関する所得の申告漏れが急増しており、追徴課税のリスクもあるのでしっかり確認しておきましょう。
ビットコイン・仮想通貨の課税が発生する条件って?
ビットコインなど仮想通貨の税金ではどの取引でも課税されるという訳ではなく、ビットコインを購入した時よりも高い価格で現金化した場合において、売却益が課税対象となります。
また、現金化だけでなくビットコインを使って何かを購入した時や、ビットコイン以外の仮想通貨を購入した時も同様に課税対象となりますね。
- ビットコインを別のアルトコインに交換
- その際の交換(売却)利益で1,000万円発生
- その後アルトコインの暴落により価値がほぼゼロに
- それでも交換時の価値・利益分は課税対象になり、数百万円分の所得税が払えない…
ビットコインの利益は雑所得に!|税率一覧をチェック
ビットコインで得た利益は国税庁の仮想通貨に関する税務上の取扱いについて(情報)でも記載されていますが、原則としては雑所得に分類されます。
課税される所得金額 | 所得金額に対する税率 | 控除額 |
195万円未満 | 5% | 0円 |
195~330万円 | 10% | 97,500円 |
330~695万円 | 20% | 427,500円 |
695~900万円 | 23% | 636,000円 |
900~1,800万円 | 33% | 1,536,000円 |
1,800~4,000万円 | 40% | 2,796,000円 |
4,000万円超 | 45% | 4,796,000円 |
ビットコインでの利益が増えてきたら、確定申告でどれだけ税金が取られるかを確認しておくといいでしょう。
オンラインカジノで得た仮想通貨の税金・確定申告について
実際にビットコインを利用してオンラインカジノやブックメーカーで賭けて勝った場合、利益分も税金がかかります。以下では仮想通貨を使った場合の税金を中心にご紹介します。
ビットコインなど仮想通貨を使ったかどうかで所得の種類が異なる
オンラインカジノなどのギャンブルで得た利益について、以下の通り所得の種類が2つあります。
- 銀行送金やクレジットカード、電子決済サービスを使った場合:一時所得
- 仮想通貨を使った場合:雑所得
ギャンブルの利益は基本的に一時所得ですが、仮想通貨を使って増やした場合には雑所得扱いになります。詳しくはオンラインカジノの税金・確定申告でも解説していますが、一時所得と雑所得では経費の扱いや課税対象額の計算方法が異なります。
ビットコインの税金計算方法|ツールの利用や専門家の相談がおすすめ
基本的な税金計算方法は、仮想通貨の売却額から経費・仮想通貨の購入額を引いた額(雑所得)が基準となります。簡単な例として、200万円分のビットコインを購入してオンラインカジノで増やし、300万円を売却した場合には雑所得が100万円です。
ただ、ビットコインでかかる税金の計算方法は、上記のようにシンプルなものでなく総平均法と移動平均法による違いや、マイニングやステーキングによる報酬がある場合など、様々なケースが考えられます。
そのため、正確な課税額の確認をしたい場合には税務署や税理士に一度相談するほか、損益計算ツールの活用がおすすめです。
雑所得の場合には必要経費が認められる
確定申告は以下のような方法があり、マイナンバーカードがあればオンライン(e-tax)ですぐ申請できます。
- 税務署で必要な書類を提出
- 書類一式を税務署へ郵送する
- e-taxを利用してオンラインで申請
いずれの場合も、仮想通貨の利益額を計算するだけでなく必要経費の確認も大事です。投資目的で利用している場合など、以下のような経費が考えられます。
- 取引手数料・出金手数料
- 仮想通貨関連の書籍代・セミナー費用
- 会計ソフト・損益計算ソフトの費用
オンラインカジノなどギャンブル関連の経費は少なめですが、投資を併用すると経費の幅が多少広がります。
参考:ビットコインATMによる換金は?
また、ビットコインを現金化する方法としてはビットコインATMの利用もあります。地域にもよりますが、海外ではビットコインATMの台数は割と多く、利用者も一定数います。
日本国内のビットコインATMは数台のみ
ただ、ビットコインATMは日本国内で稼働している台数は少なく、2023年3月現在でCoin ATM Raderより確認すると東京に2台、大阪に1台のみです。
海外ではアメリカやカナダなどでビットコインATMが多数設置されていますが、日本ではあまり需要がなく、そこまで普及していません。
2022年より、暗号資産交換業者のガイアが大阪と東京でビットコインATMの稼働を開始して、今後も台数を増やしていく見込みですが個人的にはなかなか利用者は増えないかと思います。
▷外部サイト:3年で国内130台を目指すガイアの狙い
ビットコインATMはほかにもデメリットが!
ビットコインATMは台数が少ないだけでなく、現金化においてほかにもデメリットがあります。現金化で引き出しをする際の手数料が2~10%程度かかるため、わりと割高です。
上記で触れたガイアのATMも手数料が20%と高く、1回の利用制限も10万円と低く設定されていたり専用のカードを取得する必要があるなど、手間や費用面で気になるポイントが多いです。
対して、GMOコインでの日本円出金手数料は無料で、ほかの仮想通貨取引所でも220円〜560円が相場ですので、仮に5万円を現金化した場合に1,000円〜5,000円かかるビットコインATMと比べたら無駄な費用が少ないですね。
ほかにもプリペイドカードは過去に使えたけど現在はNG
それと、ビットコインの現金化ではバンドルカード(プリペイドカード)でチャージして、加盟店の支払いに使える方法もありましたが、現在ではバンドルカードへの入金もできなくなっていますので、こちらも現実的ではないですね。
また、仮にバンドルカードへの入金が可能だとしても発行手数料がかかったり、直接現金化はできずショッピングの支払い目的に限定されるので使い勝手はそれほど良くありません。
オンカジ関連のビットコイン現金化|電子決済サービスを使った換金・引き出し
ビットコインの現金化・日本円での引き出しでは、仮想通貨取引所を経由するのが一般的だとされていますが、海外の電子決済サービスでも換金・現金化が可能です。
オンラインカジノで使う電子決済サービス、タイガーペイとスティックペイ、エコペイズで仮想通貨の換金をする方法を解説します。
タイガーペイを使った仮想通貨の換金
オンラインカジノの入出金方法ではエコペイズやベガウォレットなどが一般的な電子決済サービスで利用されていますが、2022年くらいからタイガーペイも活用され始めました。
タイガーペイの特徴・長所として一つのアカウントで円やドルなどの法定通貨だけでなく、ビットコインやテザーなど仮想通貨の管理・換金も可能です。オンラインカジノサイトへの送金以外でも用途が多く、
- 法定通貨と仮想通貨の両替・換金
- 個人ウォレットなどへの仮想通貨送金
- 仮想通貨の現金化、銀行出金
- プリペイドカードへのチャージ・ATM出金
などの対応もタイガーペイなら一通り可能です。プリペイドカードの発行申請をすれば、ATMを使った出金もできるのでおすすめです。
両替のメニューから法定通貨へ換金できるほか、銀行出金やプリペイドカードのチャージでもBTCなど仮想通貨から直接送金が可能です。
タイガーペイは2021年よりサービス開始した、国際的なオンライン送金・決済サービスです。法定通貨だけでなく仮想通貨での入…
スティックペイを使った仮想通貨の換金
詳しくはスティックペイの申請方法・使い方でも説明していますが、オンラインカジノの入出金で使えるスティックペイでは以下のような利点があります。
- スティックペイへの入金・出金でビットコインが使える
- スティックペイの口座内で法定通貨とビットコインの両替が可能
- 国内銀行送金より出金ができる
クレジットカード・または銀行振り込みでスティックペイの口座に入金したら、そのままビットコインに換えられるので仮想通貨取引所と同じような使い方ができますね。
スティックペイには「WALLETS」のメニューより、円やドルなどの法定通貨とビットコイン通貨の換金が可能です。これはタイガーペイと同等の機能ですね。
以前はスティックペイカードを使ったATM出金も利用できていましたが、現在ではカードの発行・更新ができないためATM出金に関してはタイガーペイに取って代わりました。そのため、電子決済サービスのアカウントをこれから用意するユーザーはタイガーペイを優先するといいでしょう。
スティックペイ(STICPAY)はオンラインカジノで利用できるペイメントで、スティックペイカードを利用したATM出金がと…
エコペイズアカウントへのビットコイン入金・現金化も可能
それと、オンラインカジノの入出金手段でメジャーなエコペイズでも、アカウント入金でビットコインをご利用いただけます。
エコペイズ内でのビットコイン購入・出金はできないため、タイガーペイやスティックペイほどの汎用性は無いですが、ビットコインが使えなくエコペイズを導入しているオンラインカジノで対応できるので、参考までに知っておくといいでしょう。
ビットコインでの入金をしたい場合、エコペイズの入金画面よりローカル入金方法のメニューを選び、『Alternative Payments』をクリックします。
ビットコインからの入金額を指定します。USD(米国ドル)の場合、最低入金額:12.09ドルで設定されていますね。
入金額の確認画面で問題なければ「確認」ボタンを押します。
すると、入金先のビットコインアドレスが表示されますので、ビットコイン取引所のウォレットから指定して送金手続きをします。表示されたビットコインアドレスの有効期限は15分と短いため、お早めに送金申請をしておきましょう。
エコペイズにビットコインで入金したら、オンラインカジノへの入出金など活用できます。エコペイズは大半のオンカジで入出金できますので、ビットコインを使って入金するのもアリですね。
ビットコインの換金・現金化以外での活用・利用方法
ビットコインの換金について、仮想通貨取引所や電子決済サービスなど多くの方法があります。また、仮想通貨を現金化するだけでなく他の活用・利用方法もあるので以下でご紹介します。
買い物やサービスの決済手段
仮想通貨を法定通貨に換金せず、そのまま支払い・決済で使える方法があります。日本国内ではまだ仮想通貨決済のお店は少なく、手数料が高いといった課題もありますが、ビッグカメラやHISなどでビットコイン決済を導入しています。
海外のネット通販や外国現地での支払いでは、比較的仮想通貨の決済シーンは多いです。スイスやマルタなど、仮想通貨が利用可能な国の中で特に使いやすい地域での旅行でも役立ちますね。
クレジットカードと比較して、ビットコインなど仮想通貨では引き落としまでの期間が短く1日ほどで反映されるメリットがあります。デビットカード的な使い方ができるので、クレカで毎月無駄に消費しているという人は仮想通貨決済の方が合っているでしょう。
公共料金の支払いでも使える
電気やガスなど公共料金の支払いでも、ビットコイン対応の業者が増えてきました。例として、『Coincheckでんき』では電気料金をビットコインで決済できたり、毎月の支払額に応じて最大7%分のビットコインがもらえるプランがあります。
ビットコインの支払いができるほか、(電気の使用量・ビットコインの運用益次第ですが)電気代の節約にもなります。仮想通貨決済対応の業者はまだ数社程度ですが、今後もビットコインが国内で浸透してきたら増えるでしょう。
投資目的での仮想通貨活用
仮想通貨は送金目的だけでなく、資産運用としての役割もあります。仮想通貨に対してあまりポジティブなイメージを持っていない人もいるかと思いますが、ただ保有しているだけでも資産運用として成立します。
いわゆるガチホ(ガチでホールド・保有する)的な対応ですが、例えばビットコインは2024年の半減期を契機にまた値上がりするといった予測もあります。
もちろん、仮想通貨での運用益は約束されるものではありませんが、円安が続いている背景もありただ日本円で貯金しているだけのリスクも懸念されます。将来的な資産準備において仮想通貨は一つの選択になるので、検討してみるといいでしょう。
ビットコインが利用できるおすすめのオンラインカジノは?
ビットコインでの現金化について解説しましたが、基本的には仮想通貨取引所で口座を開設しておけば、問題なく日本円で引き出すことができます。また、海外の電子決済サービスを利用すれば、オンラインカジノへの送金とあわせて現金化も簡単に行えます。
ビットコインの換金方法を確認しておくほか、仮想通貨が使えるおすすめのオンラインカジノも知っておくといいでしょう。以下で、仮想通貨のおすすめオンラインカジノを表でまとめました。
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また、今回ご紹介しましたタイガーペイでのビットコイン購入・現金化の方法や、ビットコインでのエコペイズ入金など、オンラインカジノで使える電子決済サービスと相性が良いのでビットコイン以外のオンラインカジノ入出金手段も知っておくといいですね。
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