バカラは「カジノの王様」とも呼ばれる、長い間世界中のカジノでプレイヤーに愛され続けているカードゲームです。しかし、カジノが合法化されていない日本では今一つ馴染みの薄いゲームかもしれません。
今回の記事では、バカラが「カジノの王様」とまで呼ばれるほどの魅力はどこにあるのか、またバカラの基本的なルールや実際にプレイする際のマナーや攻略法に関して詳しく解説します。
世界中のギャンブラーが熱中するバカラとは?
バカラを一言で表現するならば「自らの運の強さを試すカードゲーム」と言えます。
競馬や競輪などの公営ギャンブルは日本でも合法として認められていますが、基本的には勝率(オッズ)があり、オッズに沿った倍率に賭けて配当を得るという形式です。
しかしバカラには、このオッズというものが存在しません。バンカーとプレイヤーが一対一で勝負をしてどちらが勝つかに賭けるという、極めてシンプルなギャンブルで、大前提として勝率は五分五分ということになりますね。
この構造は、日本で古くから遊ばれてきた丁半ばくちに少し似ているかもしれません。
バカラの起源は古代までさかのぼる?
日本でバカラが一躍有名になったのは、あの英国スパイジェームス・ボンドが主役の映画007シリーズからですね。
第1作のドクターノオでは、バカラに興じている貴婦人に「ボンド..ジェームス・ボンド」とショーン・コネリーが名乗ります。なんとも印象的なシーンで、007シリーズ全てのスタートとなる一場面でした。
その後も、サンダーボール作戦、女王陛下の007、カジノロワイアル、ユア・アイズ・オンリー、ゴールデンアイなど数多く登場します。映画007ではジェームス・ボンドがバカラに興じる風景が、一流の紳士であることの証として描かれているのですね。
このようにギャンブルでありながらも貴族のたしなみのように扱われてきたバカラの歴史は古く、15世紀のイタリアまで遡ります。バカラという名称も、イタリア語の「ゼロ」という意味であり、バカラゲームの特長として10以上のカードを「ゼロ」とする事に由来しています。
そして16世紀になるとフランスに伝わり貴族のたしなみとして広がりますが、アメリカのカジノに登場したのは意外と新しく、1959年に初めてラスベガスに登場します。
バカラの魅力はどこにある?
貴族の遊びであったバカラが広く大衆に浸透するギャンブルゲームに成長した理由は、ラスベガスで開発された「ミニバカラ」にあります。
ミニバカラは基本的なルールは変わりませんが、最低賭け金を引く設定し、よりスピーディにプレイが進行するように改良されました。いわば現代版バカラの誕生です。
これにより、バカラは一気に大衆の中に溶け込みます。そして、その魅力は簡単に言うと以下の2点です。
- どちらかの勝ち負けに賭けるだけのシンプルなルール
- シンプルなルールであるがゆえに大きな配当を獲得できる
同じカードゲームでも、ブラックジャックやポーカーのようなプレイヤー間の駆け引きもなければ、複雑なテクニックも基本的には不要です。
日本では意外にダークなイメージも?
世界中で愛されているバカラですが、日本では以外にも少しダークな印象が付きまとっています。それは、日本ではカジノは違法な存在であり、ギャンブルイコール良くない事というイメージが古くから定着している事にあります。
そのため、バカラをプレイする場合には海外のカジノに赴く、あるいは違法と知りながらプレイするか、いずれかの選択となりますが、それゆえにいくつかの事件も発生しています。
その中でも最も有名な事件が、2011年に発覚した「大王製紙事件」です。当時の大王製紙の経営者が会社の資産を不正流用してバカラにのめり込み、100億円以上の損失を会社に与えたという事件でした。
その他にも芸能人や有名人の違法なバカラ賭博に関わる事件は少なくありません。本来であれば貴族もたしなむ品の良いゲームなのですが、違法であるがゆえに事件が起こり、日本ではダークな印象がついてしまったようです。最近でも、違法カジノのほか闇パチスロの逮捕事例も多く、危険性の高い賭博場は避けるべきですね。
そもそも、国家が認めた公営ギャンブル以外は全て違法であるという現在の日本の法律にも問題があり、見直しの時期にきているのかもしれません。日本国内でも店舗型カジノを運営できるようになるIR整備法案も動いていますが、こちらはまだ先の話になるでしょう。
バカラの基本用語とルールについて解説!
バカラのルールはとてもシンプルで、初心者でも簡単にプレイすることができます。
しかし、それでも基本的な用語やルールは覚えておきたいものですね。まずはバカラが初めてでも安心してプレイできるよう、ゲームの基本をご説明しましょう。
バカラの勝敗は3種類だけ!
バカラにとは、「バンカー」と「プレイヤー」 という二人の仮想のプライヤーが対戦をして、どちらが勝つのかに賭けるというゲームです。
従って、実際にベットするプレイヤーは実は仮想プレイヤーの対戦を見ているだけという事になります。勝敗は、プレイヤーの勝ち、バンカーの勝ち、引き分けの三種類です。
バカラの基本ルール|カードの数え方
バカラのカードの数え方は以下の通りで、少し独特です。
- 1~9までは数字通りにカウントし、10~Kまではすべて0となります
- また2枚以上のカードの合計が10を超えた場合は下一桁のみをカウントします
例でご説明しましょう。
- 8+9=16は、バカラのカウントでは6になります
- 5+7+12の場合は12は0としてカウントしますので、5+7+0=12となりバカラのカウントでは2になります
この独特のカウント法で、配られたカードの合計が9に近いほうが勝者となるのです。
再度確認しますが、この勝負を行っているのはバンカーとプレイヤーと言う二人の仮想人物です。あなたは、この勝負にどちらが勝つかを予想してベットします。引き分けを除けば、基本的に勝率は1/2ということになります。
おさえておきたいバカラの基本用語まとめ
ルールに沿ってゲームが進行されるので、何も知らなく手もバカラをプレイすることは可能です。しかし、それでは何とも味気ないですね。
バカラを楽しむにあたっては、最低限以下の用語を頭に入れておくと、より楽しめるでしょう!
- デッキ : 52枚のカード(トランプ)の事、カジノでは通常8デッキを使用してプレイします。
- ピクチャー : 絵柄カード
- ヒット : カードを引くこと
- スタンド : カードを引かないこと
- ナチュラル : 配られた最初の2枚のカードが、9または8になっていること
- コミッション : バンカーに賭けて勝った場合に配当の5%を徴収される仕組み
この他にも用語はありますが、最低限これだけ覚えておけば十分ですね。
バカラゲームの流れ
カジノにはバカラテーブルが設置されていて、各テーブルにゲームを進行するディーラーがいます。
プレイヤーはテーブルについて、バンカー・プレイヤーいずれかの勝利、あるいは引き分けにベットをするとゲームが開始され、その後の流れは以下の通りです。
- ディーラーがバンカー・プレイヤーそれぞれにカードを2枚配布
- カードのカウント数に応じて3枚目のカードをヒットもしくはスタンドを選択
- 最終的なカードのカウント数で勝敗が決定
ここで大切なことは、バンカー・プレイヤーともに3枚目のカードをヒットする場合には一定の決まりごとがあり、これをヒットアンドスタンドチャートと呼びます。
少しややこしいのですが、バカラのプレイするにあたって利用するチャートなので以下で詳しくご説明しましょう。
バカラのヒットアンドスタンドチャートとは?
バカラのヒットアンドスタンドチャートは、バンカー・プレイヤーで法則に違いがあります。チャートでもわかるように、カードは最大1枚しか引くことができません。
また、カジノではディーラーがルールに沿って進行しますので、覚えていなかったとしてもゲームに支障はありませんがご参考までにどうぞ!
プレイヤーのヒットアンドスタンドチャート
プレイヤー側のヒットアンドスタンドチャートは分かりやすく、割とシンプルですね。
0~5の場合 | 3枚目をヒット |
6,7の場合 | スタンド |
8,9の場合 | バンカーが8,9であれば勝負 |
バンカーのヒットアンドスタンドチャート
バンカーのヒットアンドスタンドチャートの方が、ややこしいですね。ただ、覚えていなくてもプレイは進みますので、最初はこういったヒット・スタンドのルールがあるのを知っておくくらいで大丈夫でしょう。
プレイヤーがスタンド | プレイヤーがヒット | |
0~2 | 3枚目をヒット | 3枚目をヒット |
3 | 3枚目をヒット | 8,9以外はヒット |
4 | 3枚目をヒット | 0,1,8,9以外はヒット |
5 | 3枚目をヒット | 4,5.6,7の場合はヒット |
6 | 3枚目をヒット | 6,7の場合はヒット |
7 | スタンド | スタンド |
8,9 | プレイヤーが8,9以外の場合スタンド(勝負) | プレイヤーが8,9以外の場合ナチュラル(勝利) |
バカラの配当もチェック!|バンカーとプレイヤーの違い
バカラはバンカー、プレイヤー、引き分けの3種類にベットしますが、それぞれ配当に違いがあります。
バンカーに賭けた勝利した場合には、カジノ側のコミッションが5%引かれます。その分、バンカーがわずかに勝ちやすく設定されています。
また、バンカー、プレイヤーいずれに賭けても、引き分けとなった場合には賭け金は返金されます。つまり、引き分けを除けば勝利すれば賭け金が2倍になって戻ってきます。
たとえば、数回負けが続いて1000ドルマイナスとなったとしても、次のゲームにまた1000ドル賭けて勝利すれば、負けた1000ドルはほぼ戻ってくる計算になります。
運まかせのゲームですが、たった1ゲームで大金をゲットすることも不可能ではありませんし、たとえ負け続けていたとしても一発逆転が可能なのです。これこそが、バカラに大金をつぎ込んでしまう最大の要因なのです。
バカラに必勝法はある?
バカラは勝ち負けを予想する確率50%のゲームです。ポーカーやブラックジャックなどのカードゲームのような高度なテクニックや駆け引きは基本的にはありません。
しかし、バカラをプレイするにあたっては負けないようにするためのセオリーはいくつかありますね。詳しくは、バカラの攻略法・使えるマネーマネジメントシステムでもご紹介しています。
コミッションが設定されていることもあり、バンカーのほうがわずかに勝率が良くなっています。実際のゲームを左右するほどではありませんが、迷った場合には少しでも有利なバンカーにベットしましょう。
引き分けの配当は高く、一獲千金は狙えますが出現率が低いので避けたほうが無難です。
バカラは、勝ち負けの二者択一を予想するゲームです。そのため、あまり余計なことは考えずに直感を信じてベットをするのが案外一番だったりします。
50%の確率のゲームなので、時には勝ちが続いて儲けが大きくなる場合もあります。しかし、勝ち続けることは難しいのも事実です。勝ち負けに固執せずに、冷静にプレイすることをこころがけましょう。
バカラの攻略法|カウンティングで勝率アップ!
バカラは運まかせの二者択一ゲームと説明しましたが、それでも攻略法といえる法則は存在しています。それが、罫線を活用した「カードカウンティング」です。
バカラでは通常8デッキのカードが使用されますが、一旦使用されたカードは二度と戻さず使用しません。このことから、すでに使用したカードを記録することで残されたカードの出現をある程度予測することが可能です。
そして、カウンティングによる予測から、残されたカードに4以下の小さい数字が多い場合にはプレイヤーに有利、6以上の大きい数字が多い場合にはバンカーに有利とされています。これは、前に説明したヒットアンドスタンドチャートの法則によるものです。
実際のカジノではメモを取りながらカウンティングを行うことは現実的ではありませんが、パソコンの前でじっくりとプレイができるオンラインカジノであれば、カウンティングを活用することも充分できますね。カードカウンティングはブラックジャックでも応用が効きますので、ご参考までに!
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ほかにも、バカラで応用できる攻略法としてマーチンゲール法やパーレー法など有名な戦略もあり、初心者でもすぐ実践できる内容となっております。
バカラを楽しむならオンラインカジノが最適です!
バカラの魅力やルールに関して詳しく解説しましたが、ギャンブルがご法的に認められていない日本では、なかなかプレイする機会が少ないことも事実です。
しかし、ギャンブルが合法ではない日本でもバカラを楽しめる方法はあります。それが、オンラインカジノです。
オンラインカジノであれば、自宅のPCでじっくりとプレイできるのでカウンティングを活用した攻略法も活かせるかもしれません。日本語対応サイトも充実したオンラインカジノで、バカラを体験してみてはいかがでしょうか。また、テーブルゲームではライブカジノでリアルな楽しみ方も可能です。
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